yurueで開発合宿に行ってきました
この記事は、yurue Advent Calendar 2017の4日目の記事です。
11月下旬、yurue(ユルイー) のメンバー4名、3泊4日の日程で開発合宿に行ってきました。場所は岩手県 盛岡市の黒川です。この記事では、この合宿をかんたんにレポートしたいと思います。
なぜ合宿しようと思ったのか
たまに、はてブやTwitterで流れる「どこどこの会社のエンジニア全員で開発合宿を実施しました!」「○○温泉で開発合宿したら最高だった。(とても楽しそうな模様の画像付き)」というような記事やツイートを見て、漠然と「yurueで開発合宿的なものやりたいな〜」と思っていました。
既に去年の夏あたりから「合宿したいね」「わかる」程度の話はしていて、一方で全員がまとまって休める予定を作るのはやや難しいこともあり、これまで実現できていませんでした。
ただ、自分を含めてyurueのコアメンバーの何名かは今年で卒業予定で「こうして気軽に集まれるのも最後の年なのか〜」という雰囲気の中、後輩メンバーの id:kazlv-1110 くんから「やりましょう!」という一声があり、「やろっか!」と日程調整もなくそういうノリと勢いで開催が決まった気がします。
開発合宿をやる目的
明確にこれという目的を定めていなかったかもしれませんが、yurueで現在開発を進めているアプリの開発を「一つの場所に集まって作業することで、生産性を上げたい」という思いはみんな持っていたように思います。気軽にペアプログラミングができる環境だと、エラーハンドリングも集合知で解決できたりします。
普段からチームでは、主にSlackでコミュニケーションを取りつつ、週に一度顔を合わせてミーティングをするといった感じなので、一日中同じ空間で同じアプリを開発していくという体験は新鮮でした。
どこで合宿をするか
「ゼミで行くような、いわゆる合宿所的な場所はなし」という軸で検討した結果、Airbnbで目に留まった「農村の中の静かな蔵」になりました。
車があれば盛岡の中心から15分程度で、「盛岡にこんなにのどかな場所があるんだ」という感じのとても静かな農村でした。設備も整っていて、Wi-Fi、大きなテーブル、広めのキッチンと料理道具一式、シャワー、ダメになるソファ、ハンモック、ジェンガ、お布団…と充実していて、不自由なく暮らせるレベルでした。(Wi-FiはPocket Wifiでした)
なにより”蔵に泊まる”という素敵な体験ができます。
合宿の様子
1日目
買い出し
盛岡市内のスーパーマーケットで自炊だったり晩酌のための食材、飲料を買ったりしました。 ついでに100円ショップで紙皿や割り箸などを調達して「できるだけ洗い物を減らそう」という方針を立てました。洗い物などの片付けの時短になったので、この方針は良かったです。
写真はその100円ショップに向かう道中の様子です。
現地到着
今回、4日間お世話になる”蔵”に到着です。チェックイン時間が15時以降だったので、この時すでに16時くらいでした。ホスト(民泊で場所を提供する方)があたたかく迎えていただき、蔵の中を案内してもらいました。蔵の中は暖かくて、外の音がシャットアウトされて静かな空間というのが第一印象でした。
蔵の中を調べる
さっそく、もくもくと作業に入りたいところでしたが、蔵への関心が高まったので、色々と蔵の中を歩き回って観察していました。
特に、デロンギのエスプレッソマシンがあったり、レコードプレイヤーとたくさんのレコード、パイオニアのBluetoothでスマホから音楽が流せるオーディオプレイヤー、Boseのスピーカーがあったりと、作業を楽しくしてくれる道具がたくさんあって良かったです。
夕飯
初日はジンギスカンを食べました。青森出身のメンバーの推しによりスタミナ源たれの味付けでしたが、もりもり食べれました。
もくもく開発タイム
やっと開発合宿っぽい様子です。 この日の夜はウォーミングアップという雰囲気でした。
- 詰まっていた部分をペアプロで解決
- 久しぶりに触る言語のリハビリ
- 最初からフルスロットルでバリバリ進捗を出す
など、それぞれもくもくやってました。
「なんか机ひとつでみんな向き合ってる感じ、スタートアップっぽい雰囲気ある」 「ありますねー」
とスタートアップ感を楽しんでいました。
音楽
レコードプレイヤーで、適当に選んだレコード盤を流したりしました。
いつも聞き慣れてる音楽もスマホとペアリングしたオーディオプレイヤーで流せて、便利です。
息抜き
22時ごろ。ジェンガです。
作業終了
日付がまわって、午前2時ごろの様子です。このあとは、明日に備えて就寝しました。
2日目
朝
朝といっても、11時ごろに活動開始という感じでした。
二日目は、事情がありメンバーそれぞれ行動していた気がします。
- 夜まで昨日の作業の続きをもくもくしたり
- 講義を受けに大学へ行ったり
- ここでしかできない研究作業をしたり
- 今日から参加するメンバーがいたり
Slackの様子
蔵に残る組で「今夜のご飯は何にしようか」と話していて、なんやかんやあって「シーフードカレー」になりました。カレーって合宿っぽい。蔵に残る組で買い出しに行ったりしました。
夕飯
この合宿ではじめて全員集合しました。
開発だけじゃなくて、みんなでご飯を準備したりだとかの作業も、楽しかったりします。
ホワイトボードで作業内容を共有
普段はGithub ProjectsやSlackでこういったタスクの共有をしていたりしますが、合宿だからこそできる、こういった取り組みが案外新鮮です。
息抜き その2
ファミコンもありました。ストリートファイターⅡらしいです。観戦していましたが、レトロ感もたまにはいいですね。
作業終了
深夜になって、「このサービスのこの機能って、結局…」みたいな議論をして、意見が発散して収束の見通しが立たなかったり、色々ありました。
もくもくと作業して気づけば、早朝の4時。
3日目
午前中
蔵の周りのりんご畑です。道路の周りにりんご並木があるのではなくて、りんご畑に道が通っている感じです。
蔵の一角にこの農場で収穫したりんごから作られたジュースやジャム、ワインなどの加工品が購入できるコーナーがありました。ジャムやジュースは実際に買ってみましたが、フレッシュ感がすごくておいしかったです。
昼飯
後輩メンバーがホットプレートで豪快に6人前のやきそばを調理している様子です。
先輩メンバーたちが見守る様子です。(見守るだけでなく、後片付けをするなど協力してやっています。フラットなチームです。)
その後、もくもく作業再開です。
夕食
最終日ということもあり、お疲れ様会のような雰囲気で盛岡市内へ外食へ。ステーキなどを食べました。写真は、食後のわたあめです。
合宿最後のもくもく作業
3日目の夜の作業では、この合宿前に技術的に目標としていた部分を概ねクリアできた状態まで進捗を出すことが出来たように思います。
4日目
チェックアウト
この4日間お世話になった蔵を片付けて、10:00にチェックアウトしました。
最後に
「開発合宿って良いな」というノリから始まったこの合宿は、終わってみて、「やってよかった」と言えるものになったように思います。今回、得られた進捗と開発の勢いを今後に活かしていければもっといいなと思います。(実際、この合宿のあとは、合宿の前よりチーム開発が活発になりました)
何より普段のSlackや定期的なミーティングでのコミュニケーション以上に、充実したチームでの時間を過ごすことが出来て、本当によかったと思います。
また、今回の宿泊したApple farmers house 農村の中の静かな蔵は、合宿場所として特別な環境で素晴らしく、「ここにしてよかった」と思える場所でした。また蔵に泊まりたい。
次のyurue アドベントカレンダーは @Tsuyoposon です。 よろしくお願いします!