いわてアプリコンテスト2015で大賞をいただきました。
先日、1月30日に行われた岩手県主催のいわてアプリコンテスト2015に出場し、アプリケーション部門大賞とモバイルファクトリー賞をいただきました。
今回は、同じ学部の3人の友人と組んだチームyurueとして応募しました。 ちなみに、ややこしく読み間違われやすいのですが、ゆる良いものを作りたいという意味からyurue(ゆるいー)と読みます。上の写真だと、僕はそばっちの隣の真ん中のやつです。みんな、そばっちのポーズです。
応募から、発表まで何をしたのか、ブログでまとめておこうと思います。
応募まで
いわてアプリコンテスト2015が行われることは知っていたものの、開催時期が期末試験と重なってしまっていたので、正直、かなり迷っていました。応募締切まで一週間に迫ったあたりで、yurueの一人から「アプコン出ないん?」と持ちかけられて、「ん〜〜〜〜〜」と悩んだ末、「よし、やろうか!」と一念発起しました。同時に期末試験はあきらめました。(学生として非常によくない)
やるからには中途半端はなし、ということで、その日から毎日話し合いの機会を設けてアプリ案を書類にまとめる作業、同時進行で、Androidアプリ開発勉強会を行いました。
この時点のメンバーのスキルとして、自分以外はJavaは書けるがAndroidアプリ開発は初めてという状況でした。自分も、Androidアプリ開発は入門レベルしかなく、しょっぱなから"本当に実現できるのだろうか"、という危機感がありました。
応募の方は、問題なく完了しました。この時点で12/18。
激動の1ヶ月半が始まりました(大袈裟)
開発
我ながらコンテスト1ヶ月半前の時点でAndroidアプリ開発を学び始めるのはかなり無謀のように思いました。でも、やるしかない、後に引けない、ということで地道にやっていくことにしました。
最初の10日間
まずは、やさしいAndroidプログラミングの写経から始めました。
やさしいAndroidプログラミング 第3版 (「やさしい」シリーズ)
- 作者: 高橋麻奈
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/08/01
- メディア: 単行本
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ドキュメント共有サービスのesa.ioを使って、
- 必要と思われる部分のコードを写経しコードが実行できることを確認し記事にしてメンバーに共有
- その記事を読みメンバーが写経し、理解。
この繰り返しで、入門レベルの部分を10日ほどでクリアしました。自分が写経し、動いたという保証があるコードをメンバーに写経してもらうことで、変なところで躓くことを防ぐことができました。 躓いたとしても、動くことは保証されているので「俺もそのエラー解決出来ない…」みたいな共倒れは起きませんでした。
調べまくる
入門レベルをクリアしたところで、さっそく先が見えない状況になりました。
「xxxな機能を実装したい」
どうしたらいいんだろう。わからない。
Google先生に聞きまくる。答えが見つかる→実装できる。先人たちの備忘録が本当にありがたかったです。
結局発表の前日まで、Google先生に聞きまくって、やっとのおもいで実装する、その繰り返しでした。
この時点で、周りのメンバーはなかなか厳しい状況になっていて、タスクを割り振っても、しばらくして、進捗を確認すると「出来ない」との返事で、3日後ふたたび確認しても「出来ない」という感じでした。
参考になりそうなサイトや技術書を探して教えてあげるなど、自分なりのサポートをしてみたものの、思うように捗らないようでした。実装できないことで自信をなくしていくのが目に見える感じで、徐々にチーム全体の士気が下がっていきました。この辺、わりと自分も精神的にきつかったです。
自分も力量不足で目の前にあるタスクでいっぱいいっぱいで、メンバーへ教示してあげるという時間も割くことができませんでした。結果、この時点で自分のみコードを書くことになりました。
メンバーには、データベースの入力作業、フリー画像素材の収集などのタスクをお願いすることになりました。
なんだかんだで、かたちになった前日。
一週間前にやっと、それっぽい、かたちになってきました。 データベースのデータを乗せて動作確認、「おぉ、動く。スゴイ。」みたいな。
この時、当日発表する資料も同時並行で作っていました。応募した時点で仕様として書いていた機能のいくつかが未だに実装できてない状態だったので、コンテスト三日前に提出しなくてはならない発表資料にもその機能を実装した前提で書いてもいいものだろうか。もし実装できなかったら、その発表資料はどう説明したらいいのか。。。とか考えましたが、結局書きました。
その懸念していた実装は発表前日に完了できたので、結果オーライということになりました。
発表当日
お腹の調子が優れないなどのトラブルがありましたが、なんとか無事に発表することが出来ました。
内容については以下のスライドを用いて発表しました。
発表は思ったよりも会場の反応が良くて、ところどころで軽い笑いが起きたので、「笑いもあるプレゼンをしよう」という目標は達成できました。
他のエントリーした方々のアプリはどれもレベルがとても高くて驚きつつ、内容が面白く、この日はかなり刺激を受けました。
その後、昼にはブース型の説明コーナーがあり、プレゼンを聞いて興味を持ってくれた人がアプリを触りに来てくれたのは、非常にうれしかったです。 この時間に、たくさんの方からフィードバックを得ることが出来ました。 ここでの話は、とても印象的で、充実していて、これまで頑張ってきた一ヶ月が報われた感がありました。
審査結果
大賞とモバイルファクトリー賞をいただきました。賞金も!
モバイルファクトリー賞では、駅メモのTシャツやぬいぐるみを頂きました。とても、かわいい。 さっそく懇親会でみんな揃って駅メモTシャツを着てました。
まとめ
- あきらめないで最後までやり遂げられた達成感。
- 発表したアプリ、Rootersを実際にリリースする段階まで頑張りたい。
- yurueとしてさらにもっと頑張りたい。
- 期末試験もベストを尽くした(と思う)
追記
大学で所属しているデジタル手芸サークルの「DH LTM Ver 1.2.6(LT会)」にて報告させて頂きました。 そのときの資料を貼っておきます。